皆さんこんばんはイチです。
今回は投資信託の売買について書いていきます。
日本人特有というか何というか投資信託は買う事しかしない方がSNSを見てもほとんどだと思います。下がったらナンピンとかっていう投稿はすごく見られます。
これはじゃんけんでいうとグーしか出せない状態。ハイ&ローでいうと場の数字が低い時にハイのカードを出していくという戦略のような物です。これでは勝てるタイミングが半分しかありません。せっかくナンピンしたのにさらに下がっていくのを見るのは精神的にもあまり良くないですよね?
今回はひょっとしたらこんな事考えた事ないって人のために「投資信託の売却」を使った戦略を紹介いたします。
ハイ&ローでいうとハイとローのカードを同時に出す戦略でしょうか?
そして場代だけいただいていくみたいな・・・
1.どんな戦略か?
簡単に一言で言うと個別銘柄でいう所の「損出し」を使用します。これで手持ちのPFはほぼノーリスクで現状よりプラスになります。
ただし個別銘柄の損出しというと年末付近に確定益があった際にそこと相殺するために行われる事がほとんどです。しかし年末年始なんて1年を通して株価は高い時期なのでその時期にわざわざ損出しをするのはもったいないかなと
今回投資信託で行う場合タイミングは正直いつでも良いです。なぜなら毎月分配金をもし貰っているのであれば都度税金の支払いをしているためです。そのため保有銘柄が下落した際に都度行えば良いです。これはただ買うだけの手法しかとれないインデックスではできない手法です。アクティブ(特に分配金銘柄)だけにできる特権です。せっかく分配金銘柄をさわっているのにこれを行わないのは正直もったいないです。さらに毎月分配金(普通分配金)が年内にだいたいこれぐらい目安で出るからこれだけは損出しできそうだなとかって感じで先に損出しをするというアクロバティックな手法もできます(それなりに危険です)
2.どんなルールでやる?
これはひとそれぞれですが、私は保有銘柄が5%~10%ほど下がった時にやり始めます。
これには理由がありほとんどの投資信託は一日で5%以上動く事がほぼないからです。
値動きの激しい物は10%前後の下落からやり始めても良いかもしれません。

3.実際にやってみよう
それでは実際にやってみた内容を貼っておきます。今回は私のPF内でお試し保有していて爆損中の「SMT全世界株式モメンタムファンド」を使ってやっていきます。もちろんアクティブ銘柄でやるのであれば毎月分配金が出る銘柄で騰落の激しい物(例えばWCMや5G等)でやる方が効果は高いです。
少し見にくいですが、
数量「60230口」取得単価「10726円」の64602円で最初購入しています。
現在値は「8334円」の50195円なので△14407円の△22.3%
と超絶爆損しています。
この状態から同日同額の「購入」と「売却」を行います
1万円分の「購入」と「売却」を行いました。
この金額は多ければ多いほど効果が高いです。もちろん待機資金がある程度あればできる作戦ですね。
投信は株と一緒で同日売買の場合「購入」してから「売却」処理が行われます。
つまり今回の売買注文だと
50195円+10000円(購入)→60195円ー10000円(売却)→50195円(当日の増減有)
という処理になります
売買成立後は
数量「60351口」取得単価「10236円」になりました。(100円積立があるため若干口数増)
日々の増減はありますが、損益は△22.3%→△18.97%に減少
これ以降は60230口として計算していきます
10726円→10236円なので△490円
60230口×△490円=2951円の損出し
2951円×0.2(税率)=590円
これで年明けに590円返ってきます。
4.結果
数量「60230口」取得単価「10726円」の64602円 △22.3%
↓
数量「60230口」取得単価「10236円」の61651円 △18.97%
使用した10000円は同日売買したので手元に戻ってきています
損出し効果
①平均取得価額が下がりました
②2951円×0.2(税率)=590円が来年年初に返ってきます
(普通分配金で2951円以上貰っていた場合)
5.さらに
これは一回きりではないのでいくらだって追撃しても問題ありません
(ご自身の普通分配金の年間支払い額とご相談ください)
という事でさらなる追撃ドーーーン
っという風に手元に少額しか無くても何もしないよりはどんどん税金が戻ってくるので、
ぜひやってみてください。
税金は戻ってくるし(翌年年初)、平均取得価額は下がるし良い事づくめです。
ただし一つだけ弱点があります
それは
松井証券ではできません(マネックスもできません)
なぜなら松井証券は同一銘柄の同日購入、売却の同時注文ができないためです
SBI証券、楽天証券メインの方はぜひお試しください。
松井証券で100万円分アクティブ持っていたとしたら入ってくる松井ポイントは
年間16000ポイントぐらいでしょうか?
この方法だと60000円に対して10000円使って約500円ですので、
やろうと思えば松井ポイントよりかなりリターンは高くなりますよ!
しかも10000円戻ってきてますし
※世界のベストは売却時に手数料がかかるのでこの手法はオススメしません
6.で?いくらまでできるの?
ここまで損出しの方法を記載してきましたが、「で私はいくらできるの?」という疑問があると思いますのでいくらできるか確認していきましょう。
★★★6-1 SBI証券の場合★★★
トップ画面の「口座管理」→「取引報告書等(電子交付)」と進んでください
(トップ画面の下段にある「取引報告書(電子交付)」からでもOK)
赤□で囲っている所は売買での損益合計と税金です。
青□で囲っている所は配当金、分配金の損益合計と税金です。
今回の損出しを行った場合例えば2951円×0.2(税率)=590円だったので、
赤□の損益金額合計568556-2951=565605円
赤□の譲渡益税徴収額合計115421-590=114831円になります
さてこの明細の人はいくらまで損出しできるかというと
現時点では568556+308292=876848円まで損出しができます
その時に返ってくる税金は115421+62510=177931円となります
★★★6-2 楽天証券の場合★★★
「マイメニュー」→「特定口座損益(譲渡益税)」を選択
上段の青□が譲渡損益額合計(利確)、配当・分配金合計
(分配金合計に特別分配金が含まれています)
下段の赤□が実際の徴収税額です
今回の損出しを行った場合例えば2951円×0.2(税率)=590円だったので、
上段左の譲渡損益額合計18598-2951=15647円
下段左の源泉徴収税額合計3748-590=3158円になります
理想の運用状態はこんな感じです
譲渡損益額合計がしっかりマイナス
配当分配金合計がプラスで
しっかり相殺しております。
総額はマイナスなので損出しやりすぎているように見えますが、
年内で普通分配金で32555円入れば問題ない(6511円は還付されます)
これぐらいになるように都度損出し運用できれば良いですね
※ただし楽天証券のこの画面は特別分配金も含まれた額で表示されています
正確な分配金額合計は源泉徴収税額合計÷0.20315になります
ややこしいので右下の徴収税額が0に近くなればOKぐらいで思ってください
こんな感じでガンガン損出しして平均取得価額を下げましょう!
平均取得価額が下がるという事はさらに別銘柄で損出しができますし、
特別分配金をくらいにくいと良い事づくめですので!
7.まとめ
損出しに関しては
①平均取得価額が下がる
②支払い済税金が戻ってくる(年明け)
と良い事ばかりです。今まで下がったらナンピンって選択肢だけだった方もぜひお試しください。ナンピンは買ったら終わりですが、損出しは手元に資金が少しでもあればいくらでもできます。また今まで自動で支払っていた普通分配金の税金が戻ってきます。
これは普通分配金が特別分配金に変わったような物です。
そう考えるとかなりお得でしょ?
私のような微力なアカウントの発信では中々届かない人達もたくさんいると思いますが、
目立つインフルエンサーの方々でさえ「下がったらナンピン」のみという方が多いので、
資金の有効活用の一つとして広まってくれればと思います。あっちなみにNISA口座では損出しできませんのでご注意ください!あくまで特定口座&SBI証券、楽天証券での手法です。
8.裏技
今回の損出しですが「楽天証券」の場合はさらに効率を上げる裏技が存在します。
やり方は
「受取」で保有している銘柄の場合(再投資の場合は逆)
売却→「受取」
購入→「再投資」
で注文。翌日以降で「再投資」で購入した分を「受取」に変更
こうする事で売買時は別銘柄扱いになるため効率がさらに上がります!
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